面的地域価値の向上・消費創出事業

コロナ禍による来街者ニーズの多様化や、足元の円安メリットを活かしたインバウンドの回復等が期待される中、商店街等が自らの魅力・地域資源等を用いて実施する滞留・交流空間整備や消費創出事業等を支援します。 その際、地域活性化等の知見を有する専門家が伴走し、事業実施中における定期的な効果測定及びそれに基づくアドバイス等を重ねることで、地域の面的な「稼ぐ力」の向上に繋げます

令和4年度第2次補正予算「面的地域価値の向上・消費創出事業」  👈詳細はクリック!!

この度、経済産業省の補助金「面的地域価値の向上・消費創出事業」の申請にトライしております。(上限3千万円の補助金となります)

国の補助金ともなるときっちりとした資料や根拠など必須項目が多数あり、会員の皆様にご協力いただかねば申請できないことが何点かございます。本補助金はKSMレベルでは獲得できない補助金かもしれませんが、何とか皆様のご協力で採択されるよう役員、実行委員総力で取り組んでおります。何卒ご協力をお願いいたします。

【 お願い事項 】

①【 会員皆様の昨年度と一昨年の年間総売上高を百万単位で教えてください 】

②【 苦楽園夙川地域の課題を教えてください 】

に関しては、商店街等を構成する半数以上の店舗の売上の総計 を申請段階で示さねばなりません。(概要資料の15ページあたり

個店、個人の特定は必要ありませんので、匿名で情報を収集させていただきます。収集方法は添付のアンケート用紙に総売上高を百万単位で記載いただき、四つ折り以上に織り込んで、回収時にKSMが用意した封筒に記載事項が見えないことを確認いただき封入していただきます。全体が集まった段階で一斉に開封し、金額のみ集計いたします。

に関しては、申請時に課題を認識し、事業実施後、団体の構成員の「稼ぐ力」が増すことが本補助金も目的となります。よって、会員の皆様の率直な課題、問題点を教えてください。190会員の相違でその課題、問題点を超えて強く魅力あるKSMになることを宣言したいのです。

ご協力 何卒よろしくお願いいたします。

実行委員会/役員会が考える 地域の特性と課題

地域の特性:大阪と神戸のちょうど真ん中の地域であり、東西を結ぶ電車も並行して3線(阪神・JR・阪急)あり利便性が高いことや、夙川を中心に南北をヨットハーバーを有する海と六甲山を双方に眺めることが出来る自然豊かな住環境ということもあり、住みたい街ランキングとしても関西では1,2を争うエリアを商圏として活動しております。商圏には小学校・中学校、幼稚園を含め多数存在し、進学率も高く文教都市にふさわしい街であると自負しております。また、商圏の中心に夙川が流れ、そこに咲く桜は日本桜100選として有数のお花見スポットであり、中国をはじめ海外からもお花見にお越しいただくこともあります。また、我が街の氏神である越木岩神社にて昨年より二子山部屋の宿舎となったことより春場所期間は地域をあげて部屋を応援することとなり、明るく楽しい話題が新たに加わったことは大変喜ばしいことです。

また、私立学校の撤退跡や社宅跡地など比較的大きな土地開発が近年あったことから、ファミリー層の転入が多く見込まれるなど、商店会としても好機と捉え地域の活性化に一層取り組んでいかねばならないと考えております。

総合課題:当該地域の特性上、商圏としては好条件が整っているかに見えるが、その反面で、対象エリアが広域ということもあり、各会員(店舗)の面的な一体感が無く一貫した施策が何も打ち出せていないのが実情。地理的に電車でも20分圏内に大阪神戸という大規模を商業エリアが2か所もあることや、隣駅には西宮阪急スタジアム跡地にできた大規模商業施設が存在し百貨店や専門店街に客足が流れているのは事実。当商店がそれら大規模施設等に真正面から対抗することは不可能であることは明白であるため、地域の魅力を明確化し、地域住民と連携し、商圏外からも人の流れが増すように何らかの手を打つ必要がある。そこには、桜などの自然や個性豊かな人的魅力も含め地域一丸となって街の未来を創造する時期ではないか。

4.次世代リーダー・後継者不足:当商店会の会員の大半は移住や商売のために当地に来られた方々で構成されており、全体をけん引するようなリーダー的な存在が曖昧な状況。大きなビジョンで地域を様々な角度から引っ張っていけるような人勢は必要と考える。商店会がその役目をすべきなのか、地域の自治会等の民間団体と連携していくのかを明確にしなければならない。

6.デジタル活用の遅れ:個人商店や単独店舗が大半であり、キャッシュレスなどの普及率は他の地域に比して低いのが現状。また、SNS等の情報配信も個別・小規模であり、今後のより一層のITC活用に向け商店会全体の課題として取り組むべき。

10.地域の魅力・ニーズの変化:芦屋に隣接する商圏であるため、一昔は富裕層向け商材が多い街ではあったのだが、昨今はファミリーや高齢者をターゲットとした地域密着型商材へと変化してきている。その中でも、洗練された他には無い魅力を打ち出さねば、当該商圏では受け入れられない(特色)エリアとなる。地域の魅力の再認識、明確化は最重要課題となる。

11.観光客の減少:当地の課題とすれば、観光資源に乏しい地域なので、これから日本中で増加が見込まれる観光•インバウンド需要の取り込みは難しいかと考えます。ただ、この課題については商店会レベルで解決出来得るものでも無い。だからこそ、そこには期待しないハロウィンの様なターゲット世代を明確にしたイベントや施策が必要なのではと思います。また、子育て世代をターゲットとし、より身近に商店会を感じてもらう施策も必要であるため、子供達向けの実体験型ワークショップを夏休に飲食店の定休日を活用し実施するなど検討が必要。もともと、夏休等は飲食店はランチ需要は激減するので、子供と父兄を対象としたリアルキッザニアのような事業をすることは、会員店店にとってもメリットがあるんじゃないかという感じる。

14.周知・広報不足/認知度の低下:当会では、50年以上続く西宮さくら祭りのメイン会場となって以来、市等と共催で桜並木ライトアップ事業を実施している。また、毎年遠方からも多くの参加者が集まる子供向けのハロウィン事業、がらポン抽選会、地域商品券事業(過去にはバルイベント等)など多くのイベントを開催してきているが、その運営母体として苦楽園ストアーズミーティング(略KSM)が主催しているとはあまり認知されていないのが実情。設立11年目ではあるが、旧商店会から引き継ぐ形で地域には当会しか存在しないものの、まだ認知不足は否めない。また、住環境としは、住みたいまちランキング上位ではあるものの、街の魅力の一つとして我々商店があることがご理解いただいてないように感じる

屋外イベントを実施する際は、必ず該当自治会に事業説明を行い、トラブルや問題がおこらないよう連携して実施している。また、年数回に地域ネットワーク会議(自治会や他の諸団体との情報交換の会議)に参加するようにしている。しかし、実際に地域の住民のリアルな声や要望などを商店会として受け入れフィードバックすつような体制は現在ありません。当会の商圏での課題の一つである「地域の方々の地産地消(他エリアに流出している消費を地元に取り戻す)」を実現するためには、自治会など地域の住民の生の声を取り入れ、改善できること、新たな方向性を見出すようにしなければならない。

15.自治体との連携不足:西宮さくら祭(現在さくらウィーク)のメイン会場として当会の中心である阪急苦楽園口横の夙川河川敷が選ばれ、企画から市と連携し運営を行っております。また、ハロウィン事業やその他事業に関しても協賛をいただくなど常に連携して会運営を行っております。今後は、イベントや事業としての連携だけでなく、加盟店舗の「稼ぐ力」の向上に向けて、「地域価値の向上・消費創出事業」に積極的に取組んでいかねばならないと考えております。2021年2022年とプレミアム商品券事業を実施いたしましたが、予想を上回る経済効果があり、地域の方々に大変よろこんでいただいたことは言うまでもなく、コロナで落ち込んだ消費を取り戻し、会員店舗の売上の多大な貢献があったことと、広報活動も効果をあげ、新規顧客の獲得に繋がった。よって、具体的な事業や政策も実施できるよう、行政機関とも強く連携し発展していけることを望みます。

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